6.血液検査
(1)血色素量
年齢階級別の血色素量低値者の割合をみると全国と同様に、男性では60歳以上で、女性では20〜49歳で多くなっている。年齢階級別の平均値も全国とほぼ同様の結果である。



(2)総コレステロール
@ 性・年齢階級別総コレステロール
高コレステロール(総コレステロール220mg/dl以上)者の割合を全国と比較すると、平均では男女とも全国より低いが、男性の若年者(30代〜40代)で徳島県の方が高くなっており、このまま推移すると、将来全国よりも、心臓病や動脈硬化症、糖尿病の危険因子である総コレステロール者の割合が高くなることが予想される。



A 総コレステロール値と食品群摂取量
高コレステロール者と正常者の17食品群の摂取量(充足率)を比較すると、男性において、高コレステロール者の方が肉類、卵類、乳類、調味嗜好品の摂取量が多い一方、魚介類、小魚類、野菜類の摂取量が少なくなっている。

B 総コレステロールと身体状況
高コレステロール者と正常者のBMI、体脂肪率を比較すると、高コレステロール者のBMI、体脂肪率が男女とも大きくなっている。


(3)HDL−コレステロール
@性・年齢階級別HDL−コレステロール
心臓病、動脈硬化性疾患の危険因子である低HDL−コレステロール者(40mg/dl未満)の割合を全国と比較すると、男女とも各年齢層で少なく望ましい状態といえる。しかし男性をみると、全国では年齢とともに低HDL−コレステロール者が増加しているのに対し、徳島県では30歳〜49歳で低値者が多くなっており、全国と同レベルになることが予想される。



A HDL−コレステロールと身体状況、歩数
低HDL-コレステロール者と正常者のBMI、体脂肪率を比較すると、男女ともに低HDL−コレステロール者のBMI、体脂肪率の値が大きい。また、歩数は男女ともに、低HDL−コレステロール者が少なくなっている。



B 年代別の動脈硬化指数
年齢階級別の動脈硬化指数 を算出してみると、女性では50歳以上で4以上の割合が高いのに対し、男性では30〜59歳の若い年代で高くなっている。
動脈硬化指数=(総コレステロール−HDLコレステロ−ル)/HDLコレステロール
*4以上で動脈硬化性疾患の発症が多くなる


C 動脈硬化指数と身体状況、歩数
動脈硬化指数別のBMI、体脂肪率の平均値をみると、動脈硬化指数が大きいほどBMI、体脂肪率が大きい傾向がみられた。また、動脈硬化指数の区分ごとの歩数の平均値は図61のとおりである。



(4)トリグリセライド
年齢階級別のトリグリセライドの平均値は、男性では30歳〜59歳、女性では50歳以上で高くなっている。総コレステロールやHDLコレステロールとあわせ、男性の若い世代に血清脂質の異常者の割合が高く、糖質や脂肪摂取量に注意が必要である。

(5)総たんぱく
総たんぱくの年齢階級別平均値を全国と比較すると、男女とも全年齢で高い。また、全体の分布状況をみると、男女とも全国に比べ高い方に分布している。


